こんにちは!
それはある日の朝。
ニューヨークの病院で研修医をしている夫が、いつものように朝のカンファに参加しておりました。
すると、ウィン、ウィン、ウィン・・・と何やら変な機械音が。
なんだろう?と周りを見回すと、そこにはハンズフリーの搾乳機で搾乳している指導医の姿が・・・!!!
え、冗談でしょ?と思うでしょうが、事実です。
その指導医は朝のカンファで搾乳しながら研修医の発表を聞いて、「それは・・・ということ?」と冷静に質問していたとか(笑)。
それが数人レベルのスモールカンファで夫以外が全員女性だったこと、実際は白衣でもう少し隠していたこと(漫画では分かりやすいように描きました)などを差し引いても、なかなかできる芸当ではないですよね。 しかし夫は男として見られてなかったという事実(笑)
NYに来てから思うのは、アメリカ人は本当に周囲の目を気にしていないということ。
赤信号でみんなが立ち止まっていても、渡れそうならたった一人でもスタスタと渡っちゃう。
プー子は結構気にしいな性格なので、日本にいた時に親子連れが赤信号で立ち止まっていたりすると絶対信号無視できず待つタイプでした(いや、そもそもしちゃダメなんですけどね)。
有名な沈没船ジョークをご存じですか?
「世界の国々の人達が乗るある船が座礁してしまう。船長は乗客の命を救う為には船からスムーズに飛び降りさせなければならない。さて、船長が各国の人を飛び込ませるために放った言葉とは何でしょう?」
答え:
アメリカ人に対して「飛び込めばヒーローになれますよ」
イギリス人に対して「紳士はこういう時に飛び込むものです」
ドイツ人に対して「規則ですので飛び込んでください」
日本人に対して「皆さんはもう飛び込みましたよ」
これ、国民性を端的によく表していて、考えた人は天才だなと思いました。
日本人の「右に倣え」の精神は和を乱さない意味で良い方向に働く例もありますが、時々「空気を読めよ」感が強いですよね。
空気を読みすぎる日本人と、(時にあえて)空気を読まないアメリカ人。
夫からこの指導医搾乳事件の話を聞いて、日本とアメリカを足して2で割ったくらいがちょうど良いだろうなあと思ったプー子なのでした。