こんにちは!
以前からちょっと気になっていたんですが、ニューヨークにしばらく住んだ後に帰国すると余計感じてしまう違和感があります。
それは「日本のメディアが必ず年齢を明記すること」。
テレビやニュース、新聞が報道する際、必ずといっていいほど「○○さん(29)」とか「××容疑者(55)」などのように(年齢)がつく。
もうなにがなんでも明記してやるぞ、というレベル。
女優の吉田羊さんのように年齢を公表していない方は本当に珍しいですよね。
でも彼女のように年齢を公表しないという選択もあっていいと思うんです(もちろん今も選択肢はあるんでしょうが、選択しにくい状況だと想像)。
特にアーティストなんか個人情報を公表しないことでミステリアスな雰囲気を醸し出せますし。
だから以前日本のメディアでレディー・ガガさんが取り上げられた時、はっきりと「レディー・ガガさん(33)」と明記されていて、なんだかちょっとガッカリした覚えがあります(年齢にガッカリではなく、年齢を知ってしまったことにガッカリしたんです)。
日本がここまで年齢に固執するのは儒教の影響だと言われています。
儒教で大事なのが年長者への敬愛なので、相手が年上か年下かということがすごく重要になってくる。
儒教がより浸透している韓国では、日本以上に上下関係に厳しいとか。
逆にアメリカではメディアで年齢が表記されているのを見たことがありません。
英語のフレーズに「Age is just a number.」(年齢はただの数字、年齢なんて関係ない)というものがあり、アメリカでは本当に誰も年齢を気にしないから。
これは本当に文化の違いでどちらが良い悪いはないですし、儒教の年長者を敬愛するという考え方もとても素敵だと思います。
ただ日本のメディアの特に理由もないのに「必ず年齢を明記する」という慣例に倣ったやり方に、なんとなく違和感を覚えてしまうのです。
そしてその報道を見て、プー子たち日本人は無意識に年齢で人を評価しているところがないでしょうか?
「自分よりだいぶ年とってるのに服装若いな」とか、「まだ10代で人生経験少ないのにその決断はどうなの」とか。
年齢でなく中身で人を評価するために、いっそ年齢表記をやめちゃえばいいのに。
日本のメディアの報道を見て、最近特にそう思うプー子なのでした🤔