妊娠・出産 日本とアメリカの医療比較

双子出産経過 その②

こんにちは!

前回の記事「双子出産経過 その①」の続きです。

双子の経膣分娩を促進させるために人工破膜を行ってもらったのが午前7時頃。

その後も陣痛誘発薬が点滴から持続的に投与され、定期的に陣痛がある状態でしたが、子宮口が3cm程度に留まり、なかなか子宮口開大が進みませんでした。

そのためどんどん陣痛誘発薬の量が増やされ、最初は背中から投与されている麻酔薬(硬膜外麻酔)のおかげで陣痛の痛みはごくわずかでしたが、次第に痛みも強くなってきました。

麻酔科の先生に痛みが強いことを伝えると麻酔薬を増量してもらえ、その後は痛みが和らぎましたが、そのような膠着状態が夜まで続きました。

「この調子だと昼頃には産まれるでしょう」と言われていたのに夜になっても分娩が進まず、なんとなく不安になっていたプー子。

そんな時に夜の検温で38℃台の発熱があることが判明

採血の結果、炎症反応が陽性であることが分かり、産科主治医から「絨毛膜羊膜炎の可能性がある」と伝えられました。

絨毛膜羊膜炎とは赤ちゃんを包む膜に感染が起きることで、それが進行し赤ちゃんにまで感染が及べば赤ちゃんの脳や肺などの臓器に障害を起こす可能性があります。

イラストはhttps://192abc.com/26151よりお借りしてます

そして産科主治医から以下のように説明がありました。

①絨毛膜羊膜炎が疑われるので、抗生剤を投与して治療にあたる。

②炎症が起こっているので、陣痛誘発薬の効き目が不十分なのかもしれない。

③超緊急事態ではないこと(モニター上、赤ちゃんの状態に異常はありませんでした)、また炎症のある状態で帝王切開を行うのはできれば避けたいため、このまま当初の予定通り陣痛誘発薬を投与しながら経膣分娩を試みる。

④しかしあまりに時間がかかり過ぎると赤ちゃんに感染が及ぶ可能性があるため、翌朝まで経過を見て分娩が進んでいないようであれば帝王切開に切り替える。

上記の説明を受け、抗生剤投与が始まりました。

産科主治医はベテランの先生で全幅の信頼を置いていましたが、それでもその晩は双子のことがずっと気がかりだったプー子。

「経膣分娩でも帝王切開でもいいから、とにかく双子が無事に産まれて来てほしい😢」

そう願いながら、夫と共に不安な一夜を過ごしたのでした・・・。

次回に続く

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