こんにちは!
毎年3月20日の国際幸福デーに、国連が「世界幸福度ランキング」を発表しています。
2021年のランキングは以下の通り。
1.フィンランド
2.デンマーク
3.スイス
4.アイスランド
5.オランダ
6.ノルウェー
7.スウェーデン
8.ルクセンブルク
9.ニュージーランド
10.オーストリア
※日本は56位(前年62位)、アメリカは14位(前年18位)
この調査は毎年149の国と地域の人を対象にアンケートを行い、結果は以下の6項目から算出されています(ただし今回はパンデミックの影響により100以下の国でしか調査できず、そのため過去のデータも考慮しているようです)。
- 一人当たりのGDP
- 社会的支援
困った時に助けてくれる身近な存在(家族、友人)の有無の回答の平均値 - 平均健康寿命
- 人生における選択の自由度
人生の選択について自由を感じ、満足しているかの回答の平均値 - 個々人の寛容度
過去1か月の間に慈善団体に寄付したか?という質問の平均値と一人当たりのGDPを比較し推計した値 - 社会の腐敗の認識
「汚職は政府全体に広がっているのか」と「汚職は企業内に広がっているのか」という2つの質問に対する回答の平均値

The Best Happiness Quotes that Will Make You Smile | Heavy.comより
ランキングを見てみると、北欧諸国がほとんど上位を占めていますね(フィンランドはなんと4年連続1位!)。
それに対して日本のランキングは前年より上昇したものの、56位。ここ数年の日本の順位の推移は今年を除いて年々下がっているそう。
日本は一人当たりのGDPや平均健康寿命といった客観的な指標では高い順位を保っていますが、人生の選択の自由度や寛容度といった主観的な指標では、低い順位となっています。
つまり周りの国からは日本は幸せのように見えるのに、日本人自身は幸せを感じられていないということ。
日本人が幸せを感じられない要因として考えられるのは、国内経済が低迷していることによる貧困率の上昇で社会に閉塞感が生まれてきていること。
また、日本はボランティア活動があまり一般的でないことから寛容度が低いことも順位を下げている要因の一つでしょう。
プー子も日本に住んでいた時、なんとなく周りに合わせないといけない雰囲気や「他人に迷惑をかけてはいけない」ことが過剰に期待される風潮に、全く息苦しさを感じなかったと言えばウソになるかもしれません。
でもニューヨークに住み始めてから、今まで当たり前だと思っていたことが実はそうではないことに気づき、だいぶ日本を見る目が変わった気がします。
国民皆保険制度で医療費は安いし、病院を受診したいと思った時に専門医にかかるまでに数か月待たされることなんてほとんどない。
小学校から中学校までは無償で教育を受けられる。
経済的に困窮すれば、生活保護制度で国が最低限の生活を保障してくれる。
ヘイトクライムに怯えて外出を控えることもしなくて済む(日本に差別がないと言いたいわけではありません)。
国にFacebookやYoutubeを規制されずに、インターネットで自由に調べたいことを検索できる。
表現の自由を保障されていて、デモ活動に参加することで軍から銃口を向けられることもない。
世界のニュースを見ていると、日本はやっぱりとても「平和な国」なんだなあと心から思います。

日本では規制されずにGoogleやFacebookを使えます
もちろん色々問題を抱えている国ではあるけど、別の部分にもっと目を向けることで幸せのかたちって変わってくるような気がします。
「しあわせは いつも自分のこころが決める」
相田みつをさんのこの言葉、真理をついていて大好きです😌