こんにちは!
NYの治安と聞くと、どんなイメージがありますか?
以前は“危険な街”として有名だったので、未だにその印象が強い方もいるかもしれません。
確かにその頃のNYを舞台にした映画「タクシードライバー」(1976年公開、マーティンスコセッシ監督、ロバートデニーロ主演)を観ると、すごく退廃的な雰囲気が漂っていて、旅行でも行きたくない感じがします。
でも1990年代に当時のNY市長であるジュリアーニ氏が警察を大幅に増やし、犯罪率を激減させました。
実際、1990年のNYでの殺人件数は2,245件だったのに対し、2018年には290件と大幅に減っています(2018年の東京での殺人件数は91件ですので、東京に比べると依然多いですが)(在ニューヨーク日本国総領事館HPより参照)。
NYは今や、全米の大都市の中で治安が良い街として有名なのです。
ただ、比較的治安が良いと言ってもそこはアメリカ。
これまで歩いていて治安が悪そうだなと感じたことは何回かあり、そういう場所はだいたい似たような特徴があります。
道路が舗装されていなかったり、家の窓に鉄格子がはめてあったり、老朽化した建物が多かったり・・・。
残念ながら、貧困層の住む場所は治安が悪くなる傾向にあり、アメリカではその傾向が日本より顕著だと感じます。
そのため、アメリカで治安の良い場所に住みたければ、ある程度お金を積むしかありません。
以前の記事でNYの家賃が高いとお伝えしましたが、それにより安全が担保されているのですね。
資本主義の貧富による格差を目にして色々考えさせられたと同時に、日本の治安の良さを改めて実感したプー子なのでした。