ニューヨークの生活 日本とアメリカの医療比較

ニューヨークとLGBTQ

こんにちは!

先日、NYで初めて歯医者さんに行ってきました。

私は超音波を使って歯石を取る際に時々痛む時があるので、歯医者に行くのはどうも苦手です・・・

でも歯はとても大事だと思うので、自分を奮い立たせて(大袈裟?)行ってきました。

初めての受診だったので、まず問診票を書きました。

名前や住所、電話番号などを書いていると、なにやら見慣れない用語が。

PREFERRED PRONOUNS (プリファード・プロナウンス)

よく意味が分かりませんでしたが、選択肢が「He / Him、She / Her、They / Them、Other」だったので、なんとなくShe / Herの項目にチェックをしました。

治療を終え家に帰った後も、なんとなく気になっていたので夫にそのことを聞いてみました。

夫「それは自分がどういう風に呼ばれたいかっていう意味だよ。セクシュアルマイノリティの人達に不快な思いをさせないように配慮してるんだ。僕が働いている病院でも、問診票にPREFERRED PRONOUNSを尋ねる項目があるよ。」

私はこの件で、いかに自分がセクシュアルマイノリティについて無知であることを痛感しました。

最近、LGBTというワードを耳にする機会が増えたように思いますが、LGBTQというワードをご存じですか?

それぞれの頭文字を説明すると

L:レズビアン(心の性が女性で、恋愛対象も女性)

G:ゲイ(心の性が男性で、恋愛対象も男性)

B:バイセクシュアル(恋愛対象が女性・男性の両方)

T:トランスジェンダー(身体の性と心の性が一致していない)

そして

Q:クエスチョニング or クィア(自身の性が何であるか、どんな性を好きになるか決まっていない、もしくは意図的に決めていない)

例えば、「私は男でもあり女でもある」や「私はどちらでもない」、「私は男か女か決められないし、決めたくない」など。

(出典:http://www.moj.go.jp/JINKEN/LGBT/index.html、https://jobrainbow.jp/magazine/queerandquestioning)

こうして見ると、PREFERRED PRONOUNS (プリファード・プロナウンス)の選択肢、納得いきませんか?

例えば自分が「男でも女でもない」と自覚している場合、He(彼)もShe(彼女)も当てはまらないですよね?

そしてHeやShe、They以外にも代名詞は本当にたくさんあるので、興味があれば一度調べてみてください。

 

NYは毎年6月最後の日曜日に、プライドパレード(別名LGBTQパレード)が開催されます(今年は新型コロナの影響で中止となりました)。

他の地域や国でもそのパレードは行われますが、中でも多くの人々がNYに集まります。

移民の街、NY。これまで多様な人種や文化を受け入れてきており、きっとこれからもそれは変わらないでしょう。

多様性を受け入れるという意識が社会の様々なところで垣間見えることに気づき、私はNYのことをまた好きになれました。

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