ニューヨークの生活

スーツケースの悲劇

こんにちは!

以前ニューヨークから一時帰国してスーツケースを開けようとした時、鍵をかけていたはずなのに既に開いていることに気づきました

中身も微妙に配置が変わっているし、「もしや・・・」と思った矢先、一枚の紙きれを発見

そこには「TSA(Transportation Security Administration:アメリカ運輸保安局)が乗客の安全のために中身を調べさせてもらいました」と書かれていました。

間違えてスペイン語の方を撮ってしまいましたが、裏には英語で「中身調べました」と書かれています

噂に聞いていましたが、本当にあるんですね。

なぜ開けられたのか理由は分かりませんが、化粧水など基礎化粧品を入れていたポーチが明らかに開けられていたので、液体物が怪しいと思われたのでしょうか。

スーツケースに鍵をかけてたけど、TSAロックだったから良かった~♪と思ったプー子、すぐに自分の考えの甘さに気づきました。

なんとそのTSAロックさえも壊されて、もう鍵がかけられなくなっていたのです!!😱😱

・・・がーん がーん がーん (エコー)

ここでTSAロックについて解説をしますと。

2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ以来、アメリカではセキュリティ対策が強化され、TSA職員がスーツケースの中身を調べることがあります。

そのためアメリカ発の飛行機では鍵をかけてはいけないことになっていますが(たとえ鍵がかかっていたとしても壊して開けることは合法とされています)、TSAロックというTSA職員がマスターキーを持っている鍵であればかけてもいいことになっています

今ではほとんどのスーツケースの鍵がTSAロックのよう。

赤いひし形のマークがTSAロックのしるし

しかーし!

TSAロックにも色々種類があり、そのマスターキーを持っていないTSA職員であればTSAロックでさえ壊されてしまうそうなんです。

しかもTSAロックなら鍵をかけても大丈夫、というのは一昔前の話のようで、基本的にアメリカ発の飛行機では鍵をかけること自体NG(日本からの便ではTSAロックなら鍵をかけてもいいようですが、アメリカなので対応が変わることもあるかも)とされているようです。

知らんかった・・・😓

TSAロックを修理することも考えたのですが、今後もアメリカを行き来する際に鍵をかけられないことを考えると意味がないのでやめました(TSA職員による鍵の破損は免責となり、航空会社は補償してくれません)。

スーツケースの中には貴重品は入れないのですが、手荒に扱われた時に中身が飛び出す可能性があるので、代わりに補強の意味でスーツケースベルトを購入しました。

皆さんもアメリカ発の飛行機では鍵をかけないようにお気をつけください✈

※ちなみに鍵をかけてはいけないのはアメリカのみで、その他ヨーロッパやアジアは問題ないそうです。

スポンサーリンク

-ニューヨークの生活

© 2025 プー女医 NY&NJ日記 Powered by AFFINGER5