こんにちは!
今日はちょっと怖い話。
アメリカでは18歳未満の児童の誘拐・行方不明人数が多いことをご存知でしょうか?
その数なんと年間80万人、1日当たり2000人以上だそうです。
ちょっと日本人からするとあり得ない数字ですし、恐ろしいですよね・・・😱
離婚率の高いアメリカでは、家族や親族による誘拐も多いそうです。
そういった児童の誘拐事件を解決するために導入されたのが「アンバーアラート(AMBER Alert):児童誘拐・行方不明事件の緊急事態警報」。
”児童(未成年者)誘拐事件及び行方不明事件が発生した際、テレビやラジオなどの公衆メディアを通じて発令される緊急事態宣言(警報)の一種である。”(Wikipediaより)
事件が発生すると、該当地域の住民の携帯電話にけたたましい警報音と共に目撃者情報による「事件発生現場の住所」「誘拐犯の車のナンバープレート情報」「その車の製造場所・年・車種」などが送られます。
以下の動画で実際のアンバーアラートをお聞きください。ビクッとしてしまうくらい大きな音で突然鳴ります。日本の緊急地震速報を彷彿させ、かなり不安を煽られます😰
なぜこのような警報(アラート)が事件解決に役立つのかというと、アメリカのある調査によると誘拐・殺害された児童の76%が拉致後3時間以内に殺害されており、犯人情報の早期拡散が重要となるから。
アンバー(AMBER)の由来は
①America's Missing: Broadcasting Emergency Responseの頭文字をとったもの
②1996年に誘拐され殺害された当時9歳の女の子アンバーちゃんの名前にちなんだもの
の2つの意味があります。
アンバーアラートは一定の成果を出しているようで、2020年5月までの時点で988人の子供達がアンバーアラートにより無事に保護されたよう(Home | AMBER Alert (ojp.gov)参照)。
アメリカでは州により異なりますが、7歳以下の子供をたとえ家の中であっても片時も一人にさせてはいけないという法律があり(こちらのブログ参照)、最初その話を聞いた時は「ずいぶん過保護だなあ🤔」と感じましたが、アメリカの児童誘拐の発生状況を知ると納得ですよね・・・(この法律は実際は誘拐防止というよりも育児放棄防止の観点からだそうです)。
ニューヨークに移住して約1年半経ちましたが、これまでアンバーアラートを聞いたのはたぶん3回くらい。
今までは訳が分からず無視していましたが、自分が犯人の車に出くわさないとも限らないので、ちゃんと送られてきた情報は読まないとなあと感じたプー子なのでした🥺