こんにちは!
それは10年以上前の話。
大学の卒業旅行で友達と2人でラスベガスに行き、夢のような時間を過ごした後の帰国前夜。
「明日は朝9時の飛行機で、ホテルから空港まで約1時間かかるから、6時にホテルにお迎えのバスを予約したよね。そしたら2時間前に空港に着くから、余裕だね。」
そして翌朝。
朝5時に起きた時、奇妙なことに友達の携帯電話の時刻がプー子の携帯電話のものより1時間早かったのですが(つまりプー子の携帯は5時、友達の携帯は6時を示していた)、置時計はプー子の携帯と同じ時刻だったのでプー子の携帯の方を信用し、そのことはそこまで気に留めていませんでした。
予定通りホテルをチェックアウトしたのですが、6時にホテルに来ているはずのお迎えのバスが姿を見せず、結局約20分待って諦め、タクシーを呼びました。2人で「日本と違ってアメリカだから適当だよね~」とか言いながら。
そしてタクシーに乗りこんだのは6時半。ドライバーに9時の飛行機であることを告げると、「え!?空港まで1時間かかるよ。今7時半だから、フライトの30分前にしか着かないけど・・・」
「えっっっ!???」2人とも状況が呑み込めず、目が点。
そう、なんとその日はサマータイムがちょうど始まった日で、時刻が1時間早まっていたのです!
アメリカのサマータイムは3月の第2日曜日に始まり、11月の第1日曜日まで続きます。
始まる時は時計の時刻を1時間早め、終わる時は逆に1時間遅らせます。
春から夏にかけて日の出時刻が早まるため、太陽の出ている時間帯を有効に活用する目的なのですね。
今であればiPhoneなどは設定しておけば自動で時刻を変更してくれますが、プー子が卒業旅行に行った当時はまだスマホは主流でなく、いわゆるガラケー全盛期。
帰国当日の朝、プー子と友達の携帯の時刻がずれていましたが、友達の携帯の時刻が正しかったのです(友達もガラケーでしたが、なぜか時刻の自動設定がされていたようです。友達は知りませんでしたが・・・😂)
お迎えのバスも恐らく時間通り来てくれていたのですが、1時間待ってもプー子たちが来ないので諦めて行ってしまったのでしょう。
振り返れば異変に気付くタイミングはいくつかあったのですが、当時のプー子たちにそもそもサマータイムの概念はないに等しく、「なんか変だけど、まあいっか~」程度の違和感しかありませんでした。
結局なんとか間に合いましたが、あまりにギリギリだったので荷物を預け入れる際に空港職員のおばちゃんから「(この荷物が)どこに行くか保証できないわよ!😡」とキレられました。
実際、預入荷物が日本ではなく韓国に行ってしまいました😱飛行機に乗れただけ幸いでしたが💧
おかげで卒業旅行の思い出は、旅行中の出来事よりもこのサマータイム事件が一番記憶に残っています・・・。
ニューヨークに移住して約1年半、何度かサマータイムの切り替わりを経験しましたが、始まる時は1時間早く起きなければならず体がしんどいし、スマホ以外の家電や置時計は手動で時刻を変更しないといけないし、サマータイムって面倒だなあ(・・・なくて良くない?)と思うプー子なのでした😩