日本とアメリカの医療比較

アメリカ、肥満事情

 

こんにちは!

BMI(Body Mass Index:ボディマス指数)、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

身長と体重から算出される、肥満度を表す指数です。

計算式は 体重(kg)÷  (身長 m)2 で、日本やWHOでは25以上が肥満とされています。

https://xn--lcs689i.net/bmi-class3/より

プー子が日本で麻酔科医として働いていた時、麻酔をかける患者さんのBMIは必ず毎回上司に報告していました。

なぜなら肥満であればあるほど、術中の麻酔管理が難しくなってくるから。

また、35以上の患者さんは病的肥満と見なされ、麻酔管理の重症加算の適応となります。

重度の肥満が脅威となるのは、麻酔科医だけではなく、他科の医師にとっても同様です

肥満は高血圧や糖尿病などの生活習慣病と密接に関わっているため、全身の動脈硬化を招き、結果的に心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因になります。大腸がんや乳がんなど、多くのがんのリスクにもなります。腰や膝の関節にも負担がかかります。

肥満というだけで医師はあらゆるリスクを念頭に置いてその患者さんを診ないといけなくなります

そして肥満大国アメリカ・ニューヨークで研修医として働いている夫によると・・・やはり患者さんの肥満率は日本に比べると多い印象のようです😓

しかもその程度がすごいようで、夫が今まで診た患者さんで最も肥満だった方のBMIは50!

採血がとても困難で、数人がかりでやっと取れたんだとか・・・😅

ただある調査によると、アメリカの中でNY州はまだ肥満率は低めの方。18歳以上の成人のうちBMI 30以上の人は27.1%。最も肥満率が高かったのが南部のミシシッピ州でなんと40.8%!成人の4割強が肥満という結果になりました(37の州・地域は成人の3割以上が肥満判定…アメリカ合衆国の肥満状態をグラフ化してみる(CDC版)(最新) - ガベージニュース (garbagenews.net)参照)。

日本でも最近肥満の人が増えてきたというニュースを耳にしますが、アメリカに比べると可愛いもんですね🤣

ハンバーガーやピザ、ドーナツなど高カロリーな食べ物が至る所にあるアメリカ、油断をするとすぐに太ってしまいます。

アラフォー・プー子、今年も気を引き締めてメタボ予防に努めたいと思います!🙋🏻‍♀️

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