こんにちは!
ご存知のようにニューヨークには様々な人種の人たちが住んでいます。
そして同時に様々な言語も街のいたるところで飛び交っています。
例えばマンハッタンの南に位置するチャイナタウンに行くと、自分がニューヨークにいることを忘れてしまうほどそこは完全に中国。
そんなまさに人種のるつぼであるニューヨークで研修医として働いている夫の病院には、時々英語が上手に話せない患者さんが来院します。
ボディランゲージでもなんとなく言いたいことは伝わるけれど、医療者としてはいつからその症状があるのかとか、これまでの既往歴などを詳細に知りたいところ。
そこで登場するのが「通訳サービス」。
患者さんが希望すれば、医師が担当部署に連絡して通訳をお願いすることができます。
しかもスペイン語や中国語、フランス語、ロシア語、韓国語などニューヨークでよく使われている言語だけでなく、結構マイナーな言語もカバーしているというから驚き。
基本的に通訳士は病院にいるのではなく自宅などで待機していて、電話(スマホのスピーカー)で対応するそうですが、場合によってはiPadを使って顔を見ながら対応できることも(話者数が圧倒的に多いスペイン語や中国語の通訳士は実際に病院に控えていることもあるそうです)。
もちろん星の数ほどある言語、全てをカバーすることは不可能なので、そういう時は一部ボディランゲージに頼らざるを得ない場合も。
夫の経験談ですが、英語が苦手な中国人の患者さんが来院したので通訳サービスをお願いしたところ、患者さんが話す中国語はかなりマイナーな方言だったらしく、通訳士も訳すのに苦労していたとか。
でも通訳サービスがあること自体、患者さんにとっても医療者にとってもすごくありがたいことですよね。しかもニューヨークだけでなく、アメリカでは連邦政府から補助を受けている多くの病院で通訳サービスを提供しているそうです。さすが多民族国家ですね~。
日本で医師として働いていた時、外国人の患者さんに四苦八苦しながら英語で説明した記憶を思い出し、日本もせめて英語の医療通訳が普及すれば外国人がもっと住みやすくなるだろうなあと想像するプー子なのでした。
※通訳サービスの有無でなく、ニューヨークで日本語が通じる病院を紹介したサイト → ニューヨークで日本語が通じる・日本人のドクターがいる病院のご紹介 – skyticket 観光ガイド
ニューヨーク旅行する際、日本語が通じる病院を知っているだけでも心強いですよね。情報が古い可能性があるため、来院前に確認してくださいね。また、旅行前は必ず海外旅行保険に入りましょう!